ハープの弾き方・初級編

ハープ演奏の基礎をお教えします

演奏用の椅子

ハープは椅子に座って弾きます。演奏中滑らないようにする為、ある程度重みのある椅子がいいです。座面の半分くらいに浅めに腰かけて、かかとが床に着くくらいがちょうどいい高さです。

 

 

演奏姿勢

椅子にどっしりと腰かけて上半身、特に腰や肩はリラックス。両腕を垂らし、ブラブラと振って力が抜けている事を確認しましょう。頭の位置も重要です。前傾したり、傾げない様注意しましょう。


ハープの抱え方

ハープを演奏者の右肩に傾けます。と、ここで注意です!グランドハープや34弦以上の膝に乗せないタイプのアイリッシュハープは肩にどっしりと乗せてはいけません。右膝の内側でハープを支え、肩からは浮かせて下さい。肩に乗せている様に見えても乗せていません。ハープを傾けて、両手を離しても自立する位置を探しましょう。バランスポイントといいます。両膝で挟むようにハープを支えられたらより安定します。

 

これがハープの基本姿勢です。複雑な演奏箇所やレバー、ペダル操作などで、一時的に肩に乗せている事があっても大丈夫ですが、常にどっしりと肩に乗せて弾いていると肩が凝って首も腕も硬直し、いい演奏ができません。

ハープの弦

ハープの弦には三色の色分けがあります。赤がド、黒がファの目印です。その他の弦は白です。

奏者から手前が高音、奥が低音でピアノの様に音階で並んでいます。

 

では弾いてみましょう!

左右どちらかの手を軽く握ってこぶしを作ります。この時親指は外に出して握り、人差し指の脇にそっと添えます。これが基本ポジションです。

まずは、1本指で弾いてみましょう

人差し指だけで好きな弦を弾いてみましょう。指を弦に掛けて指を折り曲げ握りながら音を出します。指が弦から離れたらすぐ手首の力を抜きます。はじき終わった指は握り、基本ポジションに戻ります。人差し指を「2のゆび」といいます。

 

指の腹を弦にかけて・・・

 

 

 

指の力で弦をしならせて・・・

 

 

 

弾いて、握ります・・・力を抜きます

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